2009年2月18日水曜日

【書評】お金の味(金森重樹/著)を読みながら秋田に・・。

今日から、嫁さんが秋田に出産里帰り。私も2泊3日で、お供しています。秋田・・・寒い。



久しぶりに新幹線でゆっくり本が読めました。今日読んだのは、金森重樹さんの借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記です。タイトル、ながっ。




これは、今までの金森さんの著書の中でもダントツの一冊です。フリーランス、独立自営業者の方は、必読書だと思います。


決して、華やかな成功体験談ではありません。25歳、年収250万だった著者が背負った借金は5400万。5年で1億2000万まで膨れ上がる・・・。艱難辛苦、読むだけでも胸が苦しくなるような体験を、赤裸々に綴った一冊。

特に印象に残ったフレーズは
P133 - 僕に可能性が僅かであれ残されているとすれば、他人任せではなく、自分のやり方で概念を構築し、その概念を基にして、「理詰めで億万長者になる」方法を作りだし、そしてそれを実行することによって、不測の事態の発生を織り込みながら問題の解決を図っていくという方法でした。

不幸にも借金を背負わされた状況で、逆転の一撃を放つためにはどうすればいいのか・・・たどりついた答えが「理詰めで莫大な富を築く」ということ。
P247 - 覚醒というのは、失われていた組み合わせが再び出会うことを言う

一心不乱に突破口を探しつづけた著者に、ふいにブレークスルーが訪れる瞬間・・・。八方塞りで、あきらめて眠った著者は、夢の中で復活の糸口を見つけます。覚醒した著者は、その後、破竹の勢いで富を築き、借金地獄から生還します。


大きな借金など、マイナスの振れ幅が大きければ大きいほど、プラスに振れた時も大きいといいますが、金森さんはその典型でしょう。著者は「谷深ければ、山高し」というフレーズをよく使っています。


とにかく考える。思考の限界を超える。考えなければ、命まで奪われる。そこから道が開ける。常識や既成概念に囚われない。言うのは、簡単。やるのは簡単なことではありません。そして最後は図太さ。
P244 - 生きるうえでの大切な智恵「ヤバイ状況では寝てしまえ」、これが極限まで追い詰められた僕の心を守ってくれたのでした。

ということで、今日のトップフリーランス戦略は

「徹底的に考え抜く。考えつくして、あきらめて寝た後に、覚醒が訪れる。」

です。


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