2009年2月21日土曜日

転んだらすぐに起き上がる

ハードディスクに録画してあった「カンブリア宮殿」を観ながら、ひとり寂しく夕食。


出ていたのは、八起会、野口誠一氏。野口氏は、若いときに玩具メーカーを設立し、大儲け。しかし、馬主になったり、夜な夜な銀座に繰り出したりして会社に寄り付かなくなると、石油ショックによる景気低迷もあいまって、経営が悪化。会社は倒産してしまいます。


その後、職を転々としながら細々と暮らしますが、自分の他にもたくさんの経営者が破産し、中には自殺する人もたくさんいることを知り、倒産社長の相談にのる八起会を作ります。


で、その相談ののり方が、ほんといいんですよ。破産寸前でへこんでる社長に対して「運が悪かったね」「しかたがなかった」・・・なんて絶対いわない。「社長、あなたの責任ですよ」「自覚が足りないんじゃないか?」「甘えるな」って感じなんです。


日本は倒産した人に厳しすぎるんじゃないか。という村上龍に対して「そりゃそうでしょ。落第生なんだから」とバッサリ。「再起は簡単じゃない」とも。リアリストなんですね。本当のことを言う優しさ。甘えてばかりの小手先の経営じゃなくて、覚悟を持って全身全霊を打ち込んでやれと。

再起してほしいから、出来ると信じているから、厳しいコトを言うんですね。


以下は「聞いてほしい!倒産の話 その1 その4」 より

 成功の学び方はあくまで情報、知識でしかないんです。あればいいってもんじゃない。情報、知識があるなら、同じくらい知恵がなければいけないんです。情 報、知識だけで商売をするから、バランスを崩してつぶれる。知恵のない人が何をしたって失敗するに決まっているんです。自身の欠点に気付く。気付いたら直 す努力、ここに知恵が出てきます。思いやり、気配り、この努力が知恵です。

倒産する経営者として以下のようなタイプが多い・・・

数字をまったく読めない。どんぶり勘定です。収入の数字は分かっているくせに、なぜか支出の数字を読めない。それで、肩書は常務、専務です。聞いてあきれますよ、数字を知らない専務なんて。

 金融関係との付き合いも下手ですね。だから見放されて倒産する。銀行の貸し渋りなんて今に始まったことじゃないでしょう?

 倒産人間にはお人好しも多い。選択眼がないから、物の善し悪しが分からない。人に頼まれたら嫌と言えない。いくら財産を残したって追い付きません。トップには向きませんね。

 それから、夫婦不仲もあります。皆さんの中で家庭円満という人、絶対に大丈夫です。企業と家庭はそれほど密接なんです。ところが、家庭を疎かにし て商売だけに熱中する人がいる。儲かれば儲かるほど、奥さんではなくお金とばかり話をしているでしょう? 結婚記念日に何を贈ろうか、そんなこと考えもせ ず、商売だけうまくやろうなんて、虫が良すぎますよ。


倒産から再起した人の条件は・・・

朝が早い、家族円満、たいへん素直、そして、背筋が常にぴしっと伸びている。これと逆の人、危ないですよ。



そして、最も印象に残ったのが、「転んだらすぐに起きる」ということ。あと、債権者に対してお金を返す。借りたものを返すという、当たり前のことを出来ない人間が再起できるわけがない。という理論。


全部、当たり前のことです。
逆に言うと、当たり前のことができれば、つぶれることはない・・・・


っということで、今日のトップフリーランス戦略は

「当たりまえのこと(早起き、家庭円満、勤勉)をしっかりやる」

ほんと、よその社長はいいこと言うな。



にほんブログ村 ベンチャーブログへ起業家ブログ

0 件のコメント:

コメントを投稿